看護記録の書き方のキホン

インフォームド・コンセントと情報開示

インフォームド・コンセントの理念や個人情報保護の考え方が浸透した昨今、
医療を取り巻く状況は新たな局面を迎えているといえるでしょう。

 

看護記録を含めた診療情報の患者への提供は、
「医療の透明性の確保」、
「患者さんと医療者との間の情報共有による医療の質の向上」、
「患者さんの知る権利及び自己決定権の尊重」、
「患者さんと医療者との間の良好な関係性の構築」を促すものとして
積極的に取り組むことが期待されています。

 

患者さんが、自分に関する情報を、「いつ」、「どのように」、
「どのような情報を」、「どの程度」、「誰に伝えるか」ということを、
自ら決定することができる権利を「自己情報コントロール権」といいます。
つまり、自己情報コントロール権とは、医療情報に関して、
「診療情報は患者である私の情報なので、
医療者とは言っても勝手に使っては困ります。
誰にどの程度、どの内容を伝えるかは自分で決めます!」
という意味です。

 

看護師は、
「なぜ、自分の情報を看護師と共有するのか」ということに関して
患者さんが十分理解できるように働きかける必要がありますし、
情報共有による信頼関係の構築や医療の質の向上を目指すことが、
今後の情報開示のたどり着くところにあります。

 

患者さんの情報は、本来患者さん自身のものであるはずですから、
患者さんが情報開示を望むのは、当然といえば当然のことですし、
全ての患者さんの権利でもあります。

 

情報開示に耐えうる看護記録を記載することが大切ですね。