輸液製剤の基本は、5%ブドウ糖液と生理食塩液です。
輸液製剤には、大きく分けると水分輸液製剤、電解質輸液製剤、
血漿増量剤などがあります。
この中で基本になるのは、水分ゆえ器製剤の5%ブドウ糖液、
電解質輸液製剤の生理食塩液です。
輸液療法を行う上で大切なことは、
どの体液を補充するために、輸液製剤を投与するのかということです。
●水分輸液製剤
水分輸液製剤は、水分の補給を行う輸液製剤で、
主に5%ブドウ糖液があります。
細胞外液と細胞内液の水分補給に適しています。
●電解質輸液製剤
電解質輸液製剤は、水・電解質の補給を目的とした輸液製剤です。
① 等張電解質輸液製剤(等張液)
等張電解質輸液製剤(等張液)は、投与すると細胞外液に分布します。
等張電解質輸液製剤(等張液)は、
生理食塩液、リンゲル液、乳酸リンゲル液、酢酸リンゲル液、
重炭素リンゲル液などがあります。
② 低張電解質輸液製剤(低張液)1号液~4号液
低張電解質輸液製剤(低張液)は、
5%ブドウ糖液と生理食塩水を配合したもので、
投与すると主に細胞内液に分布します。
低張電解質輸液製剤(低張液)は、
1号液(開始液)、2号液(脱水補給液)、
3号機(維持液)、4号機(術後回復液)などがあります。
③ 高張電解質輸液製剤(高張液)20%ブドウ糖液、3%高張食塩水など
高張電解質輸液製剤(高張液)は、
5%ブドウ糖液や生理食塩水に添加(希釈)して、
電解質の不足分を補うものです。
高張電解質輸液製剤(高張液)は、
NaCl、KCl、CaCl2、MgCl2、Na lactate、K2HPO4などです。
●血漿増量剤
血漿増量剤は、出血やショック時の循環血漿量の補正、
脳浮腫予防、高度な腎不全などで投与される輸液製剤です。
アルブミンなどを血管内に補給したい場合に選択します。
分子量が大きく、血管透過性が低いので、
血漿だけに分布します。
血漿増量剤の主なものは、アルブミン、低分子デキストラン、
浸透圧利尿薬(グリセオール、D-、マンニトール)、
ヒドロキシエチルデンプン(HES)、ゼラチン、血漿製剤、輸血などがあります。
組織残留が認められるので、投与は5日間以内と短期間です。
●栄養輸液製剤
その他、栄養輸液製剤などが用いられることがあります。
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輸液
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