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PTとAPTTの違い
「プロトロンビン時間(PT/prothrombin time)」と、
「活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT/activated partial thromboplastin time)」の違いとは、
結論から言うと、プロトロンビン時間は前述の凝固カスケードの外因系を、
APTTは内因系を反映しています。
共通系が傷害されると、両者が異常を示します。
PTとAPTTでは、名前の付け方が異なっています。
・APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間(activated partial thromboplastin time))
APTTの「部分トロンボプラスチン」とは、
それ自体が試薬の名称です。
そして、測定の際にはこれを血漿に加えて凝固時間を測定します。
・PT(プロトロンビン時間(prothrombin time))
PTを推定する際には、
血漿にプロトロンビンを加えるわけではありません。
PT測定に置いて加えるのは、「組織トロンボプラスチン」と言う試薬です。
このように「トロンボプラスチン」という語が、
PTとAPTTの違い、ひいては外因系と内因系との違いを理解する鍵になります。
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