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倦怠感の程度の評価

患者さんが感じている倦怠感は、主観的症状ですから、
その程度を把握するのは難しい事も多く、
痛みのように統一されたスケールがありません。
そこで、「慢性疲労症候群(CFS)」の診断基準に用いられる
「PS(performance status)」による、疲労・倦怠の程度が、
倦怠感の目安として用いられています。
「PS(performance status)」は、厚生労働省(旧厚生省)が策定したもので、
患者さんの日常生活行動の状況によって、0~9の10段階に分けられています。
・「PS(performance status)」による疲労・倦怠感の程度
「0」: 倦怠感がなく、平常の生活ができ、制限を受けることなく行動できる。
「1」: 通常の社会生活ができ、労働も可能だが、倦怠感を感ずる時がしばしばある。
「2」: 通常の社会生活ができ、労働も可能だが、全身倦怠のため、しばしば休息が必要である。
「3」: 全身倦怠のため、月に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である。
「4」: 全身倦怠のため、週に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である。
「5」: 通常の社会生活や労働は困難である。軽作業は可能だが、週のうち数日は自宅にて休息が必要である。
「6」: 調子の良い日は軽作業は可能だが、週のうち50%以上は自宅にて休息している。
「7」: 身の回りのことはでき、介助も不要だが、通常の社会生活や軽作業は不可能である。
「8」: 身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、日中の50%以上は就床している。
「9」: 身の回りのことはできず、常に介助がいり、終日就床を必要としている。
また、JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)訳による、
米国NCI(National Cancer Institute/国立がん研究所)の有害事象共通用語基準(CTCAE)も参考になります。
これらを活用しながら、患者さんの倦怠感の程度の評価をしていきます。
・倦怠感・疲労の評価スケール(CTCAE)
(倦怠感)
Grade1: だるさ、または元気がない
Grade2: だるさ、または元気がない、身の回り以外の日常動作の制限
(疲労)
Grade1: 休息により軽快する疲労
Grade2: 休息によって軽快しない疲労、身の回り外の日常生活動作の制限
Grade3: 休息によって軽快しない疲労、身の回りの日常生活動作の制限
* Grade(グレード)は、有害事象の重症度を表しています。
Grade1: 軽症、症状がない、または軽度の症状がある、臨床所見または検査所見のみ、治療を要さない
Grade2: 中等度、最小限、局所的、非侵襲的治療を要する、年齢相応の身の回り以外の日常生活動作の制限
Grade3: 重症、または医学的に重大であるが、直ちに生命を脅かすものではない、入院または入院期間の延長を要する、活動不能、身の回りの日常生活動作の制限
Grade4: 生命を脅かす、緊急処置を要する
Grade5: 有害事象による死亡

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