外科療法後のケアは、機能障害やボディイメージの変容への配慮が大切です。
外科療法により、臓器を失うことによる様々な機能障害が起こります。
例えば、上部消化管を切除した場合は摂食障害が起こりますし、
下部消化管切除をした場合は排泄障害が起こります。
子宮や卵巣の切除をした場合は、ホルモンバランスの異常が起こります。
患者さんは、外科療法によって機能を失うことにより、
治療や生活方法の変更が求められ、
場合によっては手術を行わなければならなくなる事もあります。
外科療法を行う場合は、事前に手術を行う臓器や部位、術式から、
術前にどのような機能障害が起こるかを事前に予測することができます。
オリエンテーションなどでしっかり説明し、
どのような対応が必要になるのか、患者さんにある程度理解しておいて貰うことが必要です。
術後は、個々の患者さんの症状に応じ、
その患者さんに適した生活方法を一緒に探っていくようにします。
足の切断や乳房の切除、ストーマの造設、失声など、
身体的・機能的に大きく変わってしまうような外科手術を行う場合もあります。
このようなボディメージの変容は、患者さんにとって精神的に大きなダメージとなることが多いです。
「以前の自分とは違う」という心の葛藤には大きいものがありますから、
まず、患者さんの胸の内に耳を傾けることが大切です。
外科療法の場合は、殆どが入院治療です。
仕事や学校、家庭生活など、患者さんは、社会生活に対してもとても不安になるものです。
ですから、患者さんそれぞれの社会での立場や家庭での立場に配慮したサポートを行うなど、
社会的影響への配慮も必要です。
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