看護記録の書き方のキホン

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遺体の変化

・腐敗

 

6時間〜

 

・乾燥

 

3時間〜

 

・臭気

 

死後増強する

 

・顔面の蒼白化

 

30分〜

 

・顔面の紫斑

 

1時間〜

 

・顔のうっ血

 

3時間〜

 

・顔面の扁平化

 

死後直後〜

 

・皮下出血

 

1時間〜

 

・褥瘡部の変化

 

12時間〜

 

・蜂窩織炎変化

 

12時間〜

 

・筋肉の弛緩や硬直

 

1時間〜

 

下あごは1〜3時間

 

全身は3〜6時間

蒼白化や紫斑がおきる仕組み

病院などで患者さんが亡くなると、
仰向けに寝かせてケアをします。

 

すると、比重の重い赤血球が下面のほうに沈殿します。

 

ですから、仰向けに寝かせていると、
顔面が白く蒼白化し、身体もお腹のほうが蒼白化してきます。

 

一方、仰向けにしている場合は、
最も下の部分である背中側は紫斑が出ます。

臭気が起こりる仕組み

臭気の原因としては、内臓が腐敗すること、
腐敗ガスや液体が漏出ことなどがありますが、
亡くなる前に何日も入浴していないことも
臭気の原因になると考えられています。

 

内臓が腐敗すると、腐敗したときに産生される硫化水素が、
口腔内などから放散されます。

 

また、腐敗で産生された多量のガスが腸内にたまると、
横隔膜の挙上圧迫によって
肺からガスが混じった泡状の液体が吐き出されたり、
胃内容物が逆流して口腔や鼻腔から漏出することもありますし、
陰部や肛門などから漏出こともあります。

 

そして、これらの臭気のほとんどは、
微生物(細菌)によってタンパク質が分解され、
発生します。

 

 

このようなご遺体の変化を知った上で、
いかに「乾燥」や「腐敗」、「腐臭」を防ぐかということが
逝去時ケアのポイントとなります。

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