看護記録の書き方のキホン

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今、訪問看護師の需要が増えています

保険医療の点数改正により、在宅医療の重要性が高まっています。
今までなら病院で入院できた患者さんも、できるだけ早く退院させ自宅で療養させる方針が強まってきました。

 

病院ならば常時医師がいるため、患者さんの急変にも医師に指示を仰ぎすぐ対応できますが、在宅ではそうはいきません。
看護師自身が判断して、必要に応じて医師に連絡し、そして指示された処置を看護師自身が行う必要性があります。

 

また、患者さんが在宅で療養するためには、在宅での酸素吸入や胃瘻からの栄養補給や点滴からの栄養補給をされている方も多いので、それに伴う処置や患者家族への指導なども看護師が行う必要もあります。

 

病院では医師や先輩看護師に指示を仰ぎながら、分からないことも聞きながら看護ができますが、訪問看護では一人で行うことがほとんどですので、自分自身のスキルがある程度なければ、不安に思う場面も多いことでしょう。

 

そんな訪問看護師になりたい看護師さんのために訪問看護のマニュアルをまとめてみました。
あなたのスキルアップに役立ちますように!

在宅看護とは

在宅看護とは、看護を受けたい患者さんが生活をしている居宅で看護を行うものです。

 

各地域に、訪問看護ステーションや診療所、
保健・医療・福祉に関わる機関があり、在宅看護を提供していますが、
居宅での看護は、気候や風土、文化、政治、経済、教育など
各地域の特殊性によって影響を受けます。

 

看護内容は、予防的なケア、健康の回復を目指す、健康が維持できるようにサポートする、
安らかな死に至るまでのターミナルケア・終末期ケアなどがあります。

 

そして、在宅介護は、施設内での看護とは異なる点が多くありますが、
看護の共通性を保ちながら、在宅看護の特殊性を理解した看護を行うことが必要です。

在宅看護の歴史

日本の在宅看護の原型は、明治時代に創られていると考えられています。
明治時代に、「派出看護婦」が登場し、
その後、貧困者への巡回看護や結核患者への訪問看護などの公衆衛生看護に引き継がれています。

 

現在の在宅看護の型が取られるようになったのは1970年代。
退院後も看護が必要な患者さんに対して継続看護を行う看護婦を
先駆的な医療機関が派遣し始めたことが現在の在宅看護の元になっています。

 

1980年代になり、高齢化社会に突入しました。
1982年、「老人保健法」が制定され、
その際、訪問看護活動も制度化されたことにより、
本格的な在宅看護のシステムがスタートしています。

 

その後、1992年、老人訪問看護ステーションが創設され、
1994年の健康保険法改正によって
高齢者に限らずすべての年齢の人に対しての訪問看護が提供できるようになっています。

 

このように在宅看護は変化を遂げ、現在のシステムに至ります。
医療機関から遠くはなれた地域であっても、
訪問看護ステーションがあれば在宅看護が可能になり、
小児から高齢者まで看護の対象も幅広くなっています。

 

日本における在宅医療推進の医療政策は、在宅看護に大きな影響を及ぼし、
診療報酬の改正によって、多くの病院が患者さんの入院期間の短縮を大きな課題としています。

 

そして、在宅医療への移行がスムーズになるよう、
在宅医療に関わる機器や薬物も急速に整備され、
それらの機器や薬物を在宅看護で使用する患者さんの数も急激に増えています。

訪問看護師になるための看護マニュアル記事一覧

介護保険と訪問看護

2000年介護保険法が施行され、今までは医療保険によって行われていた訪問看護が、介護保険での実施が可能になりました。介護保険法の施行は、従来、家庭内のものであった介護が社会化する大きなきっかけにもなっています。介護保険サービスは、介護支援の専門家であるケアマネジャーが介護支援計画を作成し、それに基づ...

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継続看護と訪問看護

高齢化が進む現代、そして医療機関での入院期間短縮が求められる現代、切れ目のない医療や福祉がもとめられ、看護の分野でも継続した看護が必要とされています。継続看護とは、看護を必要とする患者さんに対し、必要な看護が継続して行われることです。継続看護の対象になる患者さんの年齢や健康のレベル、疾患の種類も様々...

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在宅看護と患者・家族

在宅看護を受ける患者さんは、在宅で医療を継続する必要がある患者さんです。そして、その患者さんにとって必要な医療は、とても幅広い内容です。<在宅看護における患者・家族の特徴>在宅看護は、患者さんの居宅での看護がを提供します。ですから患者さんを家族の中の存在としてみることが必要です。つまり、看護師は患者...

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在宅看護の看護師の役割

在宅看護における看護師は、医療従事者と患者さんの位置関係、看護師の責任、患者さんを支える在宅ケアチームの責任者としての立場などに考慮する必要があります。在宅看護では、看護師が訪問者になります。看護師が患者さんの居宅を訪問する際、ほとんどの場合が一人です。訪問看護の現場では、一人の看護師の観察や判断、...

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在宅看護の地域連携の現状

近年は、救急医療システムが整備され、医療が高度化されたので、患者さんの多くが在宅で生活できるようになっています。そして、医療改革によって入院期間の短縮が進められ、入院患者さんは治療が終了するとすぐに退院や転院を迫られます。障害や継続医療の必要性により、在宅療養のために生活の変更を余儀なくされる患者さ...

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入院時から退院指導を行う

患者さんが入院してきた時から、退院指導始まります。最近は、クリニカルパスを導入している病院が多くあります。このクリニカルパスの中に、退院時の指導内容を含めた自宅での生活上の注意点が提示される患者さんも多くいます。そして、クリニカルパスを作成する段階において、地域医療との連携項目として退院時共同指導が...

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退院指導に必要な情報と退院指導計画

入院時から積極的に今までの在宅での生活に関する情報を得て、この情報を元にアセスメントを行うことが必要です。この情報やアセスメント結果に基づき、患者さんが安心して家に戻ることができ、家族が在宅で安心して介護できるような退院指導を計画します。

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退院指導の実際

退院指導で看護師は、家族が在宅での介護について具体的に理解できるよう、計画的にケアや処置、介護方法を指導することが大切です。医療機器の使用や褥瘡の処置は、一般的な介護とは少し異なります。ですから、処置の必要性や必要物品の確認、手順や異常の発見の仕方、対処方法など、効果的な方法を考えながら計画し、指導...

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地域医療と継続看護

地域には、様々な医療機関が存在します。例えば、急性期病院、療養型病院、介護老人保健施設、診療所、訪問看護ステーションなどです。さらに、介護老人福祉施設やグループホームも、有料老人ホームなどと言った施設においても、医療が提供されているところもあります。ですから、今後の医療の方向性として、自施設と連携先...

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訪問看護ステーションとの連携

病院から在宅に移行する場合の問題点には様々なものがありますが、その問題点を具体的に解決することができる手段として、「訪問看護の導入」があります。訪問看護を導入する際は、入院中から患者さんや患者さんの家族と訪問看護ステーションのスタッフを交えた具体的な退院指導を行うことが理想です。退院指導は、病院の担...

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介護保険制度の概要

日本では、高齢化が急速に進んでいます。この高齢化に伴い、寝たきりや認知症などで、何らかの介護を要する高齢者数が増加している傾向にあります。また、常に介護を必要としているけではないけれど、日常生活を送る上で、何らかの支援が必要な虚弱高齢者も多数いることから、高齢者に対する介護は重要な課題となっています...

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介護保険制度のしくみ

保険者介護保険の保険者は、市町村と特別区とされています。制度運営は市町村が主体となって行い、国や都道府県、医療保険者、年金保険者が重層的に支えるしくみになっています。そして、介護保険の財源は、被保険者の保険料が50%、残りの50%は税金などの公費となっています。被保険者と保険料の徴収市町村に住んでい...

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在宅看護とケアマネジャー

介護保険によって訪問看護を利用する場合は、ケアマネジャーからの依頼によって訪問看護が開始されますが、その際に、ケアマネジャーからの利用者情報を提供してもらったり、ケアプランによる目標やサービス内容についての認識を共有することは、看護師にとって、とても重要なことであるといえます。そして、利用を開始して...

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フィジカルアセスメントについて

フィジカルアセスメントとは、対話を交わしながら患者さんを観察し、呼吸や心音を聞き取り、聴打診や触診をし、神経学的なアセスメントを行うことを言います。病院など医療機関では、最先端の機器を使って医師が患者さんを診察できるので、フィジカルアセスメントがあまり行われていないところもあります。ですが、訪問看護...

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在宅看護での緊急時の対応

比較的緊急時に速やかな対応ができる病院や施設とは異なり、在宅看護では緊急時に速やかに対処することが困難なことが多くあります。ですから、だれにでも行うことができる応急手当の方法や、緊急時の連絡先を家族や介護者に指導しておかなければなりません。まず、患者さんや家族・介護者に対して主治医から病態や予測され...

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在宅看護での疼痛の管理

痛みは、局所性の痛み、神経性の痛み、心因性の痛みなどがあり、様々な原因で起こります。そして、痛みの部位や程度は多種多様で、個人によって痛みの訴え方も異なり、おかれている環境や過去の生活経験なども大きく関与すると考えられています。経過をみながら対応しても良い痛みもありますが、一刻の猶予もない緊急搬送が...

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在宅看護における慢性疾患患者さんへの対応

徐々に発病したり、急性期から移行して一ヶ月たっても軽快せず、長期間に渡って症状が継続する疾患の総称を「慢性疾患」といいます。慢性疾患の代表的な疾患は、高血圧、慢性呼吸不全、糖尿病、関節リウマチ、慢性腎不全、神経疾患、慢性胃炎、慢性肝炎など色々あります。慢性疾患は、経過が緩慢なので患者さん本人が疾患に...

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在宅看護における高齢者への対応

@ 高齢者の特徴加齢と共に身体機能が低下し、疾病や心身の機能の障害から人の手をかりなければ日常生活を送ることが難しくなってきます。社会的・家庭的にも大きな役割を担ってきた人が高齢になることにより、職業からの引退や子育ての終了など役割から解放されることにより、経済力の低下や社会交流の機会の喪失などを経...

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在宅看護における認知症の患者さんへの対応

認知症の症状の出現には特徴があります。また、身近な家族に対して、特に毎日介護をしている人に対して暴言を吐いたり、暴力を振るうなどの症状が出やすく、他人には対面を保って余所行きの顔を見せるなどの傾向があります。

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在宅看護におけるターミナル期の患者さんの看護

ターミナル期とは、医療による治癒の見込みがなく、死が近いことが予想される状態のことです。概ね3ヶ月から半年程度であることが多く、患者さんの状態によっては数週間の場合もあります。また、患者さんの年齢や疾病、患者さんの意思や家族の意思によってケアの内容も変化します。患者さんの思い患者さんが在宅療養を希望...

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在宅看護における排痰援助

排痰とは、気管支や肺にたまっている痰を移動させて排出させることで呼吸を楽にするために行うものです。患者さんの呼吸困難が軽減でき、窒息の予防をすることができます。

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在宅看護における吸引の援助

吸引とは吸引は、体位変換がしにくいなど、痰を喀出できない患者さんに対し、上気道にたまっている分泌物を吸引機を使用して吸引して排出し、気道の閉塞を防ぐものです。痰を気管上部に移動させた後、吸引で喀出させる事もあります。吸引には、「口腔内吸引」、「鼻腔内吸引」、「気管内吸引」などがあります。口腔内吸引・...

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在宅看護における吸入(ネブライザー)の援助

吸入器(ネブライザー)の使用によって、薬物や水分を微粒子として噴霧することができ、気道や肺の奥まで薬物や水分を送り込むことができます。そのため、吸入(ネブライザー)で加湿することによって、気道分泌物を軟らかくし喀出を促すことができる。去痰薬や気管支拡張薬などの薬物を作用させることによって、痰の喀出を...

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在宅看護における気管カニューレの援助

気管カニューレは、気管切開をして、切開口からカニューレを挿入し、気道を確保するものです。呼吸機能の障害で十分な肺換気がでいない患者さんの気道確保や、気道内分泌物の排除、気管や気管切開口の狭窄防止や保持、発声、呼吸訓練を行う際に使用されます。気管カニューレは、神経難病、長期の意識障害、慢性呼吸疾患、重...

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在宅での人工呼吸療法(HMV)

呼吸器が疾患などによって十分に機能しなくなったときに、必要なはい換気を機械的に補助したり代行したりするのが「在宅人工呼吸療法(HMV:home mechanical ventilation)」です。「在宅人工呼吸療法(HMV:home mechanical ventilation)」は、適切な療養環...

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在宅での人工呼吸療法(HMV)の対象疾患と条件

在宅人工呼吸療法の適応となるのは、神経や筋疾患と呼吸器系疾患による場合がほとんどです。呼吸器系疾患肺気腫、慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、間質性肺疾患(突発性肺線維症、塵肺症、サルコイドーシス)、肺結核後遺症、肺高血圧症、気管支拡張症、肺癌神経・筋疾患筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬...

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在宅での人工呼吸療法(HMV)の指導

患者さんや家族などの介護者に対して、在宅人工呼吸療法の指導を行うことが必要です。(1) 設定値の確認設定値の確認が必要です。点検表を用意して訪問時に設定状況を確認し、記録します。設定値とは、酸素流量、酸素濃度、換気量、呼吸回数、加温・加湿器の温度などです。(2) 呼吸回路の名称や働き、構成について患...

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在宅での人工呼吸療法(HMV)のケア

看護師が訪問した時には、必ずバイタルサイン、呼吸状態、排痰状態を確認します。発熱や肺音、静脈血酸素飽和度(SpO2)の低下などに変化が見られるときは、無理にケアを進めず、状態にあった看護を行うことが必要です。カニューレの交換は、患者さんの痰の量や性状によっても異なりますが、目安としては2週間ごとの交...

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在宅での人工呼吸療法(HMV)の緊急時の対応

人工呼吸器のアラームが鳴るなど緊急時に遭遇することがあります。人工呼吸器のアラームが鳴った場合は、どの部分で反応しているのかを必ず確認し、適切に対処することが必要dす。まず消音し、原因を探し、患者さんの観察と原因の除去・対策、そしてリセットし、観察をするという流れを必ず守ります。原因を突き止めてから...

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在宅酸素療法(HOT)について

在宅酸素療法(HOT:home oxygen therapy)は、慢性呼吸不全例のうち安定した病態の患者さんに対して酸素を投与し、在宅療養や社会復帰を可能とする目的で行われるものです。ほとんどの患者さんが酸素供給装置を業者(メーカー)からリースし、それを自宅に設置して、酸素チューブを使って呼吸時に酸...

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在宅での人工呼吸療法(HMV)の援助

人工呼吸器を装着している患者さんは、易感染状態にあります。ですから、日常生活の援助では、特に清潔ケアを積極的に行うことが大切です。介護者が一人の場合は、人工呼吸器が外れるなどのトラブルが起きたときに、患者さんや家族の負担も大きくなります。ですから、陰部の洗浄や、手・足浴のみなど、部分的なケアを行うよ...

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在宅酸素療法の装置

酸素供給装置には、酸素濃縮装置や酸素ボンベ、液化酸素装置の3種類がありますが、在宅で使用される酸素供給装置は、「酸素濃縮装置」を使う患者さんが増えています。@ 酸素濃縮装置酸素濃縮装置は、大気中に含まれている酸素を濃縮して、高濃度酸素ガスを得る装置です。酸素ボンベや液化酸素装置のように酸素の補充をし...

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在宅酸素療法(HOT)の実施方法

@ 在宅酸素療法の必要物品在宅酸素療法の必要物品は、酸素供給装置、減圧弁、流量計、酸素チューブ、加湿器(精製水使用)、鼻カニューレもしくは酸素マスクです。眼鏡のフレームに管を取り付けるタイプの、目立ちにくいものもあります。A 在宅酸素療法の実施時に気をつけること在宅酸素療法を実施する時には、医師の指...

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在宅酸素療法を行っている患者の呼吸訓練と運動療法

在宅酸素療法を行っている患者さんは、呼吸筋酸素消費量も多いので、少ない動きで疲れない効果的な呼吸法を見つけることが大切です。@ 口すぼめ呼吸(1) 吸気と呼気の長さを1:2の割合で吸って吐きます。    吸うときに1.2と頭の中で数え、吐く時に3.4.5.6と数えるなど、緊張しないように促します。(...

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在宅酸素療法の生活環境の整備に関わる指導

@ 居室に配慮する患者さんが階段を上らなくても済むように、居室は一階にする。室内の整理整頓をして、酸素チューブを引っ掛けたりしないようにする。A ほこり、ダニ、カビを除去するほこりがたまったり、ダニが発生しないように掃除を徹底することが大切です。床敷きのカーペットはほこりがつきやすく、ダニの発生やカ...

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在宅持続皮下注入法

在宅持続皮下注入法は、薬物を皮下注射によって持続的に投与することです。主として疼痛管理の困難な場合に用いられる方法で、在宅療養でもできるようになっています。皮下に翼状針を留置し、携帯用注入ポインプを使用することにより、持続的に皮下注入を実施することができます。刺入部位は、胸部や大腿部を選ぶことが一般...

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在宅持続皮下注入法の管理と実施

在宅持続皮下注入法の必要物品は、アルコール綿、オブサイトまたはバイオクルーシブなど透明なドレッシング材(透明なもののほうが、刺入部の皮膚の観察に適しています)、サージカルテチューブ、27G翼状針、延長チューブ1〜2本、シリンジ注入ポンプまたはバルン型ディスポーザブル注入ポンプ+PCA装置の持続皮下注...

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在宅持続皮下注入法の在宅でのケア

刺入部位の発赤や硬結、疼痛などに注意しながらケアをしていくことが必要です。もし、異常がでた時や、患者さんの痛みが強くなってくるようであれば、無理せず看護師に報告してもらうように伝え、医師に指示を仰いで対処します。@ 刺入部位の観察のしかた刺入部位が見えにくい時には、鏡を使用して観察します。刺入部位に...

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経管栄養法(経鼻栄養法)

食べ物を口から食べることができない患者さんに対して、経鼻的、経皮的に専用のチューブを胃や腸へ挿入し、経管的に栄養を補給することを「経管栄養法(経鼻栄養法)」といいます。経管栄養法には、経鼻からチューブを胃や腸まで挿入して栄養を注入する「経鼻栄養法」と、胃と腸の腹壁の間に瘻孔(胃瘻や腸瘻)を増設して栄...

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経管栄養法(経鼻栄養法)の実施

経管栄養法は、患者さんの咀嚼や嚥下の状態を評価し、経管栄養法が適用であるか、経管栄養法を行うメリットがあるかどうかを十分に検討し、患者さんや家族の理解、納得の上で実施することが大切です。

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経管栄養法(経鼻栄養法)の患者さんや家族への指導

栄養剤の作り方や温め方、注入方法などについて指導します。注入方法は、注入速度の調整や水分補給、薬物の注入などです。栄養剤の温め方やミキシングは、家庭にあるものを利用して行うことができるよう指導します。図入りのマニュアルを作成し、介護者が理解しやすいようすると便利です。注入用バッグの設置位置や方法など...

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経鼻栄養法の日常生活にかかわる指導

栄養剤は、種類、量など主治医から指示された内容を準備します。栄養剤の種類や量は、患者さんの病状や栄養状態、活動量などによって決定されます。栄養不足が考えられる時、過剰であると考えられる時などは、医師に相談をして変更していくことが大切なので、常に介護者の気配りも必要です。特に、子供の場合は、成長に合わ...

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経鼻栄養法の緊急時の対応

チューブの固定が適切であったり操作のときに引っ張られるなどしてチューブが抜けてしまうことがあります。そのようなことが無いように、チューブを引っ張ることができない位置にしっかりと固定することが大切です。患者さんの意識状態や理解不足、精神的ストレスなどによって、患者さんが自分でチューブを抜去してしまうこ...

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在宅中心静脈栄養法(HPN)

腸管大量切除や腸管機能不全などによって、経口・経腸摂取ができに患者さんや、不十分な患者さんには、何らかの方法で栄養を補う必要があります。そこで、在宅で中心静脈を介して栄養を注入する方法を在宅中心静脈栄養法(HPN:home parenteral nutition)といいます。HPNには、「体外式カテ...

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在宅中心静脈栄養法の実施方法

輸液を開始するときに必要な物品輸液剤、注入ポンプ、調剤する薬物、輸液ライン、注射器、注射針、消毒用滅菌綿棒、消毒液です。輸液剤は、冷蔵庫に保管していたものをすぐに使うと気泡が発生します。ですから、事前に室温に戻しておくことが必要です。注入ポンプは、充電しておきます。消毒薬は、患者さんに適したものを使...

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在宅中心静脈栄養法(HPN)の患者・家族への指導

訪問看護師は、患者さんや家族が、中心静脈栄養法を在宅で無理なく、そしてなるべく不安を抱くことなく取り入れることができるように援助します。中心静脈栄養法に伴う異常やトラブルが起きたときにも、早急に、そして、適切に対応がされるよう、安定して療養することができるように援助します。在宅中心静脈栄養法(HPN...

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在宅中心静脈栄養法(HPN)の在宅でのケア

在宅中心静脈栄養法(HPN)の観察ポイント在宅中心静脈栄養法(HPN)の観察ポイントは、体温、脈拍、体調、経口で摂取した量、水分摂取量、便量、尿量、輸液の開始と終了時間・注入速度などで、日常的に観察することが大切です。在宅中心静脈栄養法(HPN)の際の中心静脈カテーテル刺入部の管理中心静脈カテーテル...

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在宅中心静脈栄養法(HPN)の緊急時の対応

合併症やトラブルなどによって、緊急性が異なります。状況を観察し、家族が対応できるものであれば指示をし、状況によっては主治医に報告して指示を受ける必要があることもあります。緊急性が低い場合であっても、家族がパニックになっている時には訪問し、状況を確認します。中心静脈カテーテルのトラブル@ カテーテルの...

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経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)

経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG:percutaneus endoscopic gastrostomy)は、意識障害や嚥下障害などによって食べ物を口から食べられない患者さんに対して、栄養補給を安定して行うため、そして栄養状態を維持したり改善するために行われる手術のことです。内視鏡を使って、腹壁外と胃内...

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経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の実施

PEGの在宅ケアとしては、カテーテルの交換やバルン型の蒸留水の確認、栄養剤の投与などがあります。

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経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の合併症

胃食道逆流ギャッチアップ30°程度で栄養注入を行います。右側臥位は、胃食道逆流を誘発しやすいといわれているので避けます。栄養剤の投与速度は、一時間あたり100mlくらいに調整します。消化管運動機能改善薬などの薬物の使用について、主治医に相談します。バンバー埋没症候群バンバー型カテーテルを使用した際、...

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経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の日常生活にかかわる指導

通常、経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の増設をした後は、一週間ほどでシャワーが可能になり、二週間で入浴ができるようになります。胃瘻部のスキンケアは入浴をすることが理想的です。入浴の際は、ビニールで覆わず、そのままの状態でお湯に浸かり、周囲を丁寧に洗ってタオルで水分をふき取り、自然乾燥させます。瘻孔の...

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膀胱内留置カテーテル

尿道から膀胱内へカテーテルを挿入し、カテーテルが抜けないようにカテーテルの先端のバルンを膨らませて膀胱内に留置し、持続的に尿を排出させる処置を「膀胱内留置カテーテル」といいます。膀胱内留置カテーテルは、尿量や尿の性状を観察するため、また、残尿による尿毒症を予防する目的で行われます。膀胱内留置カテーテ...

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膀胱内留置カテーテルの実施

膀胱内留置カテーテルを実施する場合は、定期的にカテーテル交換を行うことが必要です。カテーテルの交換は医師や看護師など、医療従事者のみしかすることができません。カテーテルには、シリコンタイプとフォーリータイプがあります。カテーテルの交換の目安は、シリコンタイプは4週間に一度、フォーリータイプは2週間に...

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膀胱内留置カテーテルの在宅でのケア

膀胱内留置カテーテルを挿入したままで、在宅で日常生活を送ることは患者さんや家族にとって大きな不安になります。入院生活中は、何のトラブルもなく過ごすことができても、退院後は日常生活を送りながら管理することが必要となるので、色々なトラブルを起こす危険性が高くなります。ですから、訪問看護師は、患者さんの生...

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膀胱内留置カテーテルの日常生活にかかわる指導

ある程度決まった時間に、尿を廃棄する習慣をつけてもらうよう指導します。夜間の尿量を確認するために、午前中に廃棄したり、日中の尿量を知りたい時には午後や夕方など、観察目的や内服効果などを考慮した廃棄時間を設定するようにします。尿量が多いときや、活動量が多いときには、生活に合わせて廃棄回数を考慮します。...

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膀胱内カテーテル留置中の緊急時の対応

バルンカテーテルが抜けてしまったときには、途中で切れていないかどうか、尿道から出血がないかどうかを確認し、訪問看護師に連絡するか、外来受診をするように指示します。

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膀胱洗浄とは

膀胱洗浄とは、膀胱内留置カテーテル、或いは膀胱瘻カテーテルを使用して、膀胱内を生理食塩液(洗浄液)で洗浄する処置のことです。膀胱洗浄をすることにより、尿に混入している浮遊物や沈殿物、結石などによる尿路閉塞を予防することができます。また、膀胱内膜の炎症や感染などの治療を目的として、膀胱洗浄が行われるこ...

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膀胱洗浄の手順について

@ 手洗いをして、膀胱洗浄の処置の説明を患者さんや介護者に説明し、患者さんに同意を得ます。A 電子レンジを利用するか湯煎を利用し、生理食塩液500mlを体温程度に温めます。B 身体の脇にビニールを敷いて、排液用容器(尿器、或いは洗面器)を置いて準備します。C アルコール綿で消毒したハサミで、温めた生...

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膀胱洗浄の在宅でのケア

@ 清潔ケアの指導膀胱内留置カテーテル、及び膀胱瘻留置カテーテル付近の清潔保持の意義と、その方法について、患者さんや患者さんの家族、介護者にしっかり説明をします。A 飲水指導一日1500〜2000mlの飲水量を目標として水分摂取をするよう促します。B 尿性状の観察指導尿の性状(血尿、浮遊物量、濃縮尿...

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嚥下障害のある患者さんへの援助

嚥下障害のある患者さんへの援助は、一人ひとりの患者さんの嚥下機能を把握することから始まります。その上で、経口摂取を目指した間接的・直接的訓練を援助し、誤嚥を起こさず、必要な栄養や水分を経口摂取できるように援助します。嚥下障害には、「構造的嚥下障害(静的障害)」と「機能性嚥下障害(動的障害)」がありま...

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嚥下訓練について

嚥下訓練は、日常的に間接的・直接的に訓練を行うことが必要です。嚥下機能を高めることができるように指導をしていきます。

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誤嚥について

誤嚥とは、食べ物や水分、唾液などが口腔から咽頭を通過し食道に運ばれる段階で、誤って気管に入ってしまう現象のことです。高齢者になると、加齢に伴い、気管の感覚が低下するので、むせの症状がなくても誤嚥していることがあり、注意が必要です。唾液や、胃食道逆流液を誤嚥しているにもかかわらず、自覚症状がない不顕性...

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嚥下障害患者さんへの日常生活にかかわる指導

以下のような症状が現れた場合は医師に報告し、嚥下障害の原因や評価を行います。@ 37℃以上の発熱。A 肺野の雑音など、胸部聴診上の異常。B 呼吸状態の変化。C CRP値の上昇など炎症反応。D 咽頭違和感、食べ物の残留・残留感。E 体重の変化(体重測定をする、家族に痩せていないかを聞く)。このような症...

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嚥下障害患者さんへの緊急時の対応

窒息状態になると、会話や呼吸、咳をすることができません。自分自身で喉をつかむようなしぐさをしたり、異物が喉に詰まったことを知らせようとする「チョークサイン」を出してくれることが多くあります。患者さんがこのような状態になり、窒息が疑われる場合は、緊急処置を行います。@ 指で異物を掻き出す。咽頭入口部を...

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在宅看護におけるストーマケア

ストーマケアの目的は、ストーマからの排泄物を除去することと同時に、ストーマ周辺の皮膚の観察や皮膚の保護を行うものです。ストーマ保有者をオストメイトと言いますが、オストメイトだけでなく、家族や介護者にも、ストーマの自己管理の方法を身に着けていけるように指導するのもストーマケアの目的です。

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ストーマの実施と管理

ストーマの装具の交換については、便の性状や季節、装具の種類、ライフスタイルなどによって個人差があり、3〜5日に一回程度の交換が目安になります。交換の頻度は、貯まった便の量がパウチの3分の1になったら交換します。

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ストーマの日常生活にかかわる指導

排泄物の漏れパウチの穴がストーマより大きい。ストーマの周囲に瘢痕がある。ストーマの陥没や腹壁よりストーマが低い。・指導法と対処法ストーマの穴の大きさを確認する。ストーマの周囲にペーストなどを充填する。ストーマ用品を変更する(バリケア、コンベックスインサートなど)。腹壁のしわ皮膚を十分に伸展しながらパ...

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ストーマの日常管理

日常生活における禁止事項は基本的にありません。ですが、入浴と食事に関しては注意事項を守ったり、工夫をすることが必要です。入力や食事、日常生活を工夫することで、より快適に過ごすことができます。

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在宅看護におけるストーマケアにおいての異常

便柱が鉛筆より細く、排便が困難な場合は狭窄が考えられるので、医師に報告します。ストーマの脱出があっても腹痛や便秘を伴わず、用手還納ができれば緊急的処置は必要ありません。ストーマ静脈瘤や肝機能の低下、出血傾向がある場合は、適宜医師に報告し、指示を受けます。咳嗽や腹水など腹圧を上昇させる要因がなく用手還...

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在宅看護における褥瘡ケア

褥瘡とは、体表面が持続的に圧迫されることによって皮下の血液循環が阻害され、その部位に虚血性変化や壊死、潰瘍などの症状が生じる病変のことをいいます。

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褥創ケアの実施と管理

褥瘡ケアとは、褥瘡を予防するためのケアと、既に発生してしまった褥瘡のケアの両方のことをいいます。発生してしまった褥瘡は、合併症を引き起こし、全身状態にも影響することがあるので、なるべく早く適切な処置をすること、そして指導をすることが必要になります。在宅における褥瘡処置は、訪問看護師一人でできるもので...

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在宅看護における褥瘡ケア〜指導編〜

退院後、自宅で褥瘡の処置を行う際、家族や介護者の役割は大きくなり、負担も大きくなります。毎日の処置が必要となる場合は、家族や介護者を頼ることになります。退院前指導として、家族や介護者に慣れて貰うことが大切です。ですから、一回の指導の実施だけではなく、何度も一緒に実施し、できれば介護者一人で実施する機...

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在宅看護における褥瘡ケア〜褥瘡予防編〜

除圧、ズレの防止、全身状態(栄養)の改善、適切なスキンケアは、褥瘡を予防する上での重要なポイントになります。褥瘡発生の予測を行う方法として、アセスメントツールを使用します。アセスメントツールは、一般的にはブレーデンスケールが利用されています。ブレーデンスケールによる褥瘡発生予測の危険点は、病院では1...

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在宅看護におけるインスリン療法のケア

インスリン療法とは、インスリン療法適応の1型と2型の糖尿病患者さんとその家族が、在宅でインスリン注射を正確に行うことにより、不足しているインスリンを補い、その作用を正常に保つことを目的としています。そして、多彩な糖尿病症状が出現しないよう、インスリン療法を継続して、自己管理していくことが大切です。糖...

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在宅で行われるインスリン療法の指導ポイント

インスリン注射器の種類インスリンの注射器は、最近はペン型が多く使われています。ペン型以外にも、カートリッジタイプや使い捨てタイプがあります。インスリンの作用時間と注射時間速効型、中間型、持続型、それぞれの作用の特徴について指導します。注射する時間は、通常食前30分に実施するのが原則ですが、血糖値の関...

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インスリン注射の実施と管理

・ペン型注射器、またはカートリッジ式注射器、使い捨て注射器・注射針・必要であればインスリンカートリッジ・アルコール綿・インスリンの種類と量が明記されている手帳と指示書 (打ち間違え防止のため)

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在宅看護におけるインスリン療法のケア〜指導編〜

通常は、患者さん本人が自己管理できていても、病状が悪化したときなど意識レベルが低下してしまい、SMBGや注射が困難になってしまう可能性があります。インスリン療法を自宅で行う場合には、確実に行うことができる介護者を患者さんのほかに2名教育することを目標とします。退院前に、訪問看護導入の依頼があったとき...

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在宅看護におけるインスリン療法のケア〜低血糖の時の対応〜

高血糖から急激に100mg/dL以下に血糖値が低下したり、血糖値が通常50mg/dL(全血)以下になると、色々な症状が出現します。

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在宅看護におけるインスリン療法〜その他緊急時の対応〜

暴飲暴食、ストレス、感染症などの影響を受け、病状が悪化し、昏迷、昏睡に陥った状態を「糖尿病昏睡」といいます。ケトアシドーシス性昏睡、高浸透圧製非ケトン性昏睡に分類されますが、どちらも緊急受診が必要ですし、入院も必要です。糖尿病性昏睡の予防としては、シックデイルールの指導が重要です。

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在宅看護における持続携行式腹膜透析(CAPD)のケア

持続携行式腹膜透析(CAPD)とは、腹腔内に留置されたシリコン素材の腹膜カテーテルを介して、腹腔内へ透析液の注入と排液を行うことです。慢性腎不全の患者さんは病状が進行すると、尿毒症症状を起こしてしまいます。そうなると患者さん自身の腎臓機能では生命維持ができなくなります。この治療法として、血液透析(H...

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持続携行式腹膜透析(CAPD)の実施と管理

必要なもの(くり〜んフラッシュを利用する場合)机、背もたれのついた椅子、時計、記録ノート、透析液バッグ(バッグ加温器で37℃に温めます)、はかり(バネばかり、または台ばかり)、透析液バッグを吊り下げるためのスタンド、キャップキット(マスク、固定用テープ、透析終了後に腹膜カテーテルに装着するキャップな...

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透析液バッグ交換の患者や家族への指導

清潔な環境で透析液バッグ交換ができるよう、家族にも協力を得て環境整備をします。設置のときの注意点(1) できれば、手洗いを行う場所から近い部屋に設置します。(2) 証明を設置し、明るい環境を整えます。(3) 交換する場所は丁寧に清掃し、作業する机の上は清潔に保つようにします。(4) 作業する部屋にペ...

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持続携行式腹膜透析(CAPD)の在宅でのケアと援助

持続携行式腹膜透析(CAPD)を受ける患者さんは、入院中にトレーニングを受け、十分な知識と技術を得て退院します。ですが、在宅で実際に持続携行式腹膜透析(CAPD)を行ってみると、予期できなかった問題に遭遇する場合があります。ボディイメージの変化を受け入れられない場合、社会生活への復帰が順調に進まない...

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持続携行式腹膜透析(CAPD)の日常生活にかかわる指導

持続携行式腹膜透析(CAPD)療法は、血液透析療法と比べると水分や食事の制限は緩やかです。ですが、食事の管理はとても大切です。@ 水分摂取量の管理飲水可能量は、除水量や尿量によって変更します。身体に大きな変化がなく、安定している状況では、飲水量は、水分出納帳を目安とします。A 総エネルギーの管理透析...

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持続携行式腹膜透析(CAPD)の緊急時の対応

持続携行式腹膜透析(CAPD)療法による合併症の症状が現れた場合は、速やかに医師に報告し、外来受診を勧める様にします。@ 腹膜カテーテル関連の合併症腹膜カテーテル出口部や皮下トンネル部に発赤、排膿、熱感、痛みなどの症状が現れたときには、カテーテルを介した感染を疑います。感染性腹膜炎の原因となることが...

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在宅看護における在宅がん化学療法ケア

在宅における化学療法の目的は、「治癒」、「延命」、「症状緩和」に分けられ、在宅において抗がん薬などの薬物を経口やカテーテルから投与します。在宅で行われる化学療法は、「抗がん薬の経口投与」、「中心静脈カテーテルや皮下埋め込み式カテーテルからの抗がん薬注入」などの方法があります。在宅で化学療法を受けてい...

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在宅看護における在宅がん化学療法ケア・在宅で行われる治療や処置

患者さんは、医師から疾患や治療についての十分な説明を受け、同意の上で治療を受けることが大原則です。化学療法の治療の流れや副作用、その対処方法などの情報提供を入院中から行っておきます。在宅での薬物管理、使用及び内服方法と副作用対策、症状コントロールの方法などを指導しておくことは特に大切です。薬物の組み...

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