看護記録の書き方のキホン

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胃潰瘍の看護

胃潰瘍の看護では、出血、穿孔、幽門狭窄などの
合併症の早期発見とその対処を行います。

 

胃潰瘍の症状の改善、治癒促進、再発防止のため、
患者さん自身が生活習慣を見直し、
改善することができるような支援を行います。

 

胃潰瘍の薬物療法の管理と支援

 

胃潰瘍の誘因や薬物療法について理解できるように、
患者さんに説明します。

 

薬剤の種類、量、内服回数、作用・副作用について、
除菌中の飲み忘れの防止、
自己判断で中止しないように説明するなどします。

 

胃潰瘍の合併症の早期発見とケア

 

痛みの程度や部位、嘔気・嘔吐、腹部膨満感、
下血や貧血の有無などとともに、バイタルサインの観察を行います。

 

吐血時は、誤嚥を防ぎ、吐物の処理を行います。

 

含嗽などで口腔内の清潔を保ちます。

 

血圧低下、頻脈、顔面蒼白などの循環血液量減少性ショックの観察と、
迅速な対処を行います。

 

循環血液量減少性ショックの場合の対処は、
下肢挙上、血管確保、輸液・輸液管理などを行います。

 

生活習慣の改善を促す

 

患者さん自身が生活習慣を見直し、
改善の必要性のある部分に関して、
取り組むための意欲を持つことができるように
患者さんとともに考え、行動の支援を行います。

 

心身の安静を図り、身体的・精神的ストレスを緩和します。

 

自らのストレスの対処法についても見直すように促します。

 

禁煙するとともに、アルコール、コーヒーなどの刺激性嗜好品を避けるよう指導します。

 

胃潰瘍の患者さんへの具体的な指導項目

 

・除菌中の薬の飲み忘れは厳禁。
・禁煙する。
・刺激物は控えめにする。
・なるべく決まった時間に食事を取り、長く空腹の状態にしないようにする。
・生活習慣を患者さん自身が見直すことができるほうにする。
・ストレスとの付き合い方を考え実行する。
・消化の良い食品を摂る。
・食事は良くかんで、ゆっくり食べるようにする。

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