看護記録の書き方のキホン

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気管支喘息の合併症と予防

気管支喘息は、症状が軽い場合は、
比較的短時間で症状が落ち着きます。

 

ですが、小さな発作であっても
繰り返し発作を起こすと症状が慢性化し、
治りにくくなってしまいます。

 

そして、大発作が起きると
合併症としてチアノーゼや会話困難、
気道粘膜の損傷による出血や意識障害を引き起こすことがあり、
最悪の場合、死に至ることがあります。

 

このような合併症を起こさないように、
また、発作を繰り返さないようにするために、
気管支喘息の予防をしていくことが必要です。

 

症状が落ち着いているときも、
慢性気管支喘息のときは継続して治療が必要です。

 

そして、気管支喘息を治療するためには、
気道の炎症を除去することが第一です。

 

ですから、気管支喘息の原因となる物質を
患者さんからとことん遠ざけることが大切です。

 

気管支喘息の原因となる物質を患者さんから遠ざけるためには、
たとえば、掃除をこまめに行ったり、
部屋を清潔に保ったり、
ペットや小動物との接触をなるべく控えるなどします。

 

また、患者さん自身が体力を付け、
規則正しく自立した生活を送ることや、
子どもの場合は元気に外で遊ぶ習慣を身につけるなども
気管支喘息の予防につながります。

 

患者さん自身が行うセルフケアについては、
看護師がしっかりと指導するようにします。

気管支喘息のセルフケアの指導

・薬物指導

 

吸入気管支拡張薬の使用方法、
吸入ステロイド薬の使用方法についてしっかり指導しましょう。

 

・運動

 

調子の良いときは、日常的に運動をし、鍛錬するように促しましょう。

 

・その他

 

発作時の対応教育を行います(特に高齢者や子どもの場合は、
家族に対しても指導も行いなす)。

 

食事や栄養に関する指導を行います。

 

喘息日記のつけ方の指導を行います。

 

家族に喫煙者がいる場合は、
喫煙は気道粘膜に刺激を与え炎症を引き起こしやすいことを伝え、
なるべく禁煙していただくように指導しましょう。

退院時の指導

喘息の患者さんは、中発作や大発作を起こしたときは、
入院して治療を受けていただくことが多いです。

 

その際は、退院時にもしっかり指導をし、
発作の予防をするように促しましょう。

 

退院指導の内容としては、
呼吸リハビリテーション、ストレスコーピングの教育、
退院後の目標設定、セルフエスティーエム(自尊心)向上への働きかけなどがあります。

 

また、高齢者や子どもの場合は、
家族のサポート体制つくりに関する指導も必要です。

 

子どもの場合は、学校生活における問題点があるかどうかなど相談に乗り、
早期支援を行っていくようにしていきます。

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