看護記録の書き方のキホン

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筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の臨床病気と看護内容

(1) 運動

 

・歩行可能な時期

 

披露しない程度の運動、柔軟体操

 

・歩行困難な時期

 

歩行器や車いす、電動車いす、リクライニング車いす、杖、
上肢筋力低下→自助具の工夫、
自宅改造→手すりの取り付け、段差をなくす

 

・臥床期

 

関節可動域訓練、マットの選択

 

(2) コミュニケーション

 

・上肢の動作が可能な時期

 

筆談、ナースコールの工夫、文字盤の利用

 

・四肢の動作不可能な時期

 

首振り、瞬目による「はい」「いいえ」、文字盤や表・カードを看護師が指差し瞬目により訴えを聞く

 

・臥床期

 

スピーチカニューレ、スピーチバルブ

 

(3) 嚥下

 

・嚥下障害があるが経口摂取ができる時期

 

軟食やきざみ食、とろみ食などの食事形態の工夫、嚥下訓練、経口経管栄養乃利用、
誤嚥のリスクに対して吸引器をセットする

 

・経口摂取ができない時期

 

胃ろう・経鼻カテーテルによる栄養摂取
誤嚥のリスクに対して吸引器をセットする

 

(4) 呼吸

 

・呼吸障害のない時期

 

呼吸訓練、肺炎等の感染に注意する、食事や打衣筋お誤嚥に注意する(吸引器をセット)

 

・呼吸障害が出現した時期

 

気管切開、経鼻簡潔的陽圧呼吸法、人工呼吸器の装着

筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者のコミュニケーション障害に対する対応

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の症状が進み、
言葉が話せなくなったり、筆談ができなくなっても、
用具や器具の助けを借りて意思の疎通を図ることができます。

 

意思の疎通を図ることはとても重要な事なので、
患者さんに意思の伝達ができなくなることを伝え、
早めに準備しておく事を指導します。

 

・手を動かすことが出来る場合

 

手を動かすことが出来る場合は、文字盤に書いた言葉や五十音、数字を指差します。

 

駆る触れると反応するスイッチ・キーボードを押す器具などがあります。

 

・手、指を動かすことが出来ない場合

 

文字カードなど、介助者が指差す文字盤の文字を見て、「Yes」、「No」の合図で思いを伝えます。

 

まばたきスイッチやプレスコールスイッチなど、
眼球や顔、筋肉の動き、息に反応するセンサーを活用する器具もあります。

 

赤外線センサー搭載のコンピュータなど、
眼球の動きを緩和する赤外線センサーを活用する器具もあります。

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