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臨床でClが取り上げられるケース

嘔吐が持続

嘔吐が持続することにより、胃液の主成分である塩酸(HCl)が失われます。
HClには、水素イオンとClは豊富に含まれますが、HCO3には乏しい液体です。
ですから、嘔吐が続けば、低Cl・アルカローシス傾向となります。
さらに悪いことに、循環血漿量が減少し、Cl欠乏により、
腎におけるHCO3の再吸収率は高い値を保つことになるので、
アルカローシスが持続します。

 

通常は、腎の強力な調節能によって、
原因さえ除去されれば代謝性アルカローシスは持続することはそれほど多くありません。
ですが、低Cl状態は、その回復を阻害する要因となりうることを覚えておくことが必要です。

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