看護記録の書き方のキホン

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褥瘡ができやすい部位

褥瘡の好初部位は、骨が突出している部位です。

 

そして、患者さんがとっている姿勢によって、
体重がかかりやすい部位が異なります。

 

また、臀部には、「仙骨」、「尾骨」、「坐骨」が含まれますが、
それぞれ予防が異なります。

 

記録する場合も、「臀部」と人くくりにせず、
それぞれの箇所を表記し、観察も注意して行いましょう。

 

・仰臥位

 

仰臥位では、仙骨部、踵骨部、後頭部などが好初部位です。

 

特に、後頭部は、髪の毛に隠れて分かりづらいので、
注意が必要です。

 

・側臥位

 

側臥位では、大転子部が好初部位です。

 

かなり痩せている人では、肩や耳、肘などにも
褥瘡ができることがあります。

 

・座位や車いす

 

座位や車いすの場合は、坐骨結節部、尾骨部が好初部位です。

 

<褥瘡の予防>

 

褥瘡は、看護師のアセスメントによって予防することができます。

 

たとえば、手術後の患者さん、
車いすの患者さん、終末期の患者さんの場合、
それぞれ、どの部分に褥瘡ができやすいのか、
どのように予防すればよいのかを予測できるようにしましょう。

 

硬膜外カテーテルのように、持続麻酔下にある患者さんの場合は、
ぐっすり眠ってしまうため、踵などに褥瘡ができやすくなります。

 

このように発生機序を理解し、予測し、
足の位置をずらすだけで、踵の徐圧ができ、褥層をよぼうすることができます。

 

患者さんが入院している間に、新たな傷をつくることがないように、
常に意識をし、アセスメントを徹底し、
褥瘡予防に心がけましょう。

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