看護記録の書き方のキホン

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子宮頸がんの症状

子宮頸がんの症状の初期の段階(臨床進行期分類IA期)では、
無症状のことが多いです。

 

しかし、がんが進行してしまえば、
子宮摘出ということになる可能性が高くなりますし、
命に関わることもあります。

 

子宮頸がんの症状は、初期には全く症状がなく、
自分では気づくことができないことが多いので、
不正出血やおりものの増加、性交時の接触出血などで、
自覚症状を感じたときには、、がんが進行していることがあります。

 

病状が進行すると、水性や粘液製の帯下(たいげ)が増え、
病巣が感染すると悪臭膿性帯下が生じます。

 

そして、さらに進行すれば、子宮を全て摘出しなければならなくなり、
妊娠や出産ができなくなります。

 

また、膀胱へ浸潤すると、頻尿、血尿、排尿痛などの
膀胱障害が出現しますし、
直腸浸潤が起きると、便秘、下痢、血便などの
直腸障害や下腹部痛、腰痛などが起こります。

 

尿管狭窄や閉塞が起きれば、
尿毒症症状が現れます。

 

2次的な全身症状としては、貧血、栄養障害などから
免疫力が低下し、
感染を起こしやすくなったり、
リンパ管や静脈圧迫、閉塞によって下肢の浮腫が起こるなどします。

 

がんが周りの臓器に広がれば、
子宮だけでなく、周りの卵巣やリンパ節などの臓器の摘出も必要で、
命に関わります。

子宮頸がんの検診

子宮頸がんは、妊娠や出産ができなくなることもある、
人生に大きな影響を及ぼす病気です。

 

子宮頸がんの検診そのものは、5分程度で終わります。

 

一年、若しくは二年に1度は、検診を受けることがすすめられています。

 

さて、子宮頸がんの検診は、婦人科クリニックで受けることができます。

 

検診の流れとしては、概ね以下の様な感じです。

 

@ 問診

 

  初潮年齢、生理の様子、妊娠・出産の経験の有無、
 月経の状況や自覚症状の有無などについて聞かれます。
  もし、自覚症状がある場合は、メモしておくなどして、
 きちんと伝えましょう。

 

A 内診

 

  内診台で、子宮頸部の状態を確認し、膣鏡で子宮頸部の状態を見ます。

 

  子宮の形、大きさ、位置、表面の状態、炎症の有無などを診察し、
 必要に応じて、コルポスコピー診をするなどして、
 至急頸部の状態を詳しく診断します。

 

B 細胞診検査

 

  柔らかいブラシのようなものを膣内に挿入し、
 至急頸部の粘膜を軽くなでるようにして採取します。

 

C 検査結果

 

  医療機関によってさまざまですが、
 概ね2週間ほどで細胞診検査の結果が出ます。

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