看護記録の書き方のキホン

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中途採用看護師への教育の目的を明確にする

中途採用看護師への教育では、
中途採用看護師にどうなってもらいたいのか、
教育の目的を明確にすることが必要です。

 

「なぜ、中途採用看護師に対して、教育を行う必要があるのか」、
教育をデザインする際は、
「地域や施設の特性から、このような能力を持った看護師が必要である、
だから教育を行う必要がある」というように、
改めて、明確な教育の目的を持つことが重要です。

 

教育の内容を考える時に、
とりあえず、受け入れ側の看護師たちが、現在行っている業務の中から、
「これが大事」、「あれも大事」と、
目に付くものを出していくという方法もあります。

 

ですが、この方法では、受け入れ部署として、
中途採用看護師に何を求めているのかが見えてきません。

 

また、「科学的根拠に基づいた質の高い看護を提供する」
というような抽象的な目標を掲げていても、
何をどう指導すれば、質の高い看護師を教育することができるのかが
まったくわかりません。

 

ですから、まず、どのような看護師をこの部署では必要としているのか、
どのような看護師をこの部署では期待しているのかということについて、
具体的に文章で示したり、
看護管理者が言葉でわかりやすく説明することが必要です。

 

この「説明」がなければ、教育内容を見出すことは不可能でしょう。

 

教育指導者の選定

 

教育内容を選定するに当たり、
まず、教育指導者を選定することが必要です。

 

ここで、注意しなければならないことがあります。

 

それは「実習指導者の研修を受けたことがないのであれば、
とりあえず受けてください」というように、
この先、実習指導者になる予定がないままに「とりあえず」という形で、
何らかの研修を受けてもらうというパターンです。

 

このような、行き当たりばったりの「とりあえず」教育プランでは、
せっかくの人材が活かされませんし、
「とりあえず」の研修受講では、
中途採用者にやる気を期待するほうが間違っているといえるでしょう。

 

「慣れる」という言葉に注意

 

受け入れ部署では、中途採用看護師に、
「とりあえず、まずは慣れてもらう」ということを
最優先と考えてしまいがちです。

 

中途採用看護師自身も「早く慣れたい」という言葉を
口にすることが多いでしょう。

 

しかし、「慣れる」という言葉には注意が必要です。

 

一方は「気持ちに余裕が出てくる」、
もう一方は「スムーズな業務の遂行ができる」というように、
それぞれが別々に「慣れる」ことをイメージしていたとすると、
大きなずれが起こり、さまざまな問題が生じるのは目に見えています。

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