看護記録の書き方のキホン

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

中途採用看護師の教育をデザインするポイント

タイミング

 

教育デザインは、採用が決まった段階からスタートします。

 

何かをやらせる、研修を受けさせるとかではなく、
お互いの信頼関係をつくることが、第一段階です。

 

そのために、意見を交わす場を複数回設定することが必要です。

 

また、教育に必要な期間は、
中途採用看護師と受け入れ部署の看護管理者、
または教育担当者の両者が検討し決定することが大切です。

 

意見を交わす場

 

落ち着いてお互いの率直な考えを交わせる場所は重要です。

 

話をする際、どのような場所がえらばれたかは、
自分がどのように扱われているのかを感じ取ることができます。

 

適当に、廊下の隅だったり、立ち話では、
中途採用看護師に自分が大切にされていないという思いを
抱かせてしまうことになってしまうでしょう。

 

意見を交わすのは誰か

 

施設規模に応じて、専任の教育担当者もいれば、
病棟看護師長が担当する場合もあります。

 

ですが、いずれの場合も、十分な申し送りがないままに、
担当者が次々と変わることは厳に避けるべきでしょう。

 

どのように決定するか

 

中途採用看護師本人に、受け入れ側の要望を話す前に、
まず、自分たちの施設に就職してくれることへの
感謝の気持ちを伝得ましょう。

 

中途採用看護師の考えや思いに関心を向けているという態度を、
相手にわかるように表現しましょう。

 

 

意見を交わす際の例

 

「私たちの施設に来ていただいてありがとうございます。

 

さて、面接で志望理由を聞かせていただきましたが、
今後は、この部署で働いていただくにあたって、
やってみたいことや身に着けたいことなどを聞かせてください。
何でもおっしゃってくださいね。」

 

 *この際、中途採用看護師の中には、
 「別にありません。」とか「早くなれることが一番だと思っています。」
 と言う人もいると思います。
  しかし、その際、「やりたいことはないのですか?」と
 詰問しないことが鉄則です。
  以前の病院を退職した理由、新たに転職した理由は人それぞれです。
  その施設に、看護師としての
 スキルアップを目指して転職してくる人もいれば、
 一から勉強しなおしたいという人もいます。
  また、ブランクがあるので、最新の医療・看護に慣れていないため、
 とにかくいろいろ「慣れたい!」と思っている人もいるでしょう。

 

「早く慣れたいと思って下さっているのですね。すごくうれしいです。

 

私たちもどのようにしたら、○○さんに大きな負担をかけず、
慣れてもらうことができるのかを見つけていきたいと思います。

 

一緒に考えてもらえませんか?」

 

 *このように相手の思いを受け止め、
 選択権を相手に与える前向きな会話をすることが大切です。
  このような姿勢そのものが、中途採用看護師を安心させ、
 施設や部署への信頼と学習への動機付けの第一歩となります。

 

教育デザイン=旅のしおり

 

教育デザインとは、旅のしおりのようなものです。

 

そのしおりを見れば、教育を受ける中途採用看護師も、
看護管理者も、教育担当者も、
なぜ、いつ、どこで、何をするのかが具体的にイメージすることができ、
行動に起こすことができるようになります。

中途採用看護師の教育をデザインするポイント関連ページ

人が育つ組織作りの実現
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師を伸ばすことは可能か
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
学習する組織
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
教育成果を臨床で発揮するのは個人の責任?
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
看護師育成の核となる考え方はスポンサーシップ
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師の指導で必要な基本機能とは
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
部署の「育てる」意識を浸透させ行動に起こすには
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
教えることへの不安、意気込みから脱却する
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
個別の中途採用看護師教育教育プログラムをデザインする
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師への教育の目的を明確にする
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師の教育内容を抽出する
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
目標設定は納得のいくものとする
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用者は看護の現状を客観的に指摘してくれる貴重な存在【
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
評価を本当に使える客観的評価とする
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
教育担当者が一人で指導を丸抱えしないようにする
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
研修会以外の能力開発の場の提供
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師が入職後、気持ちよく働くことができるように準備する
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
採用面接時に本人の思いや考えを把握する
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師に対する施設側の期待を明確にする
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師の思いと施設の思いの折り合いをつける
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師の情報はどこまで共有するか
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
メールや手紙で迎え入れる気持ちを表現する
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
組織文化に対する適切な予備情報の提供
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
受け入れ側の看護師に組織のビジョンを説明する
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師を迎え入れるためのムードを高める
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
新しい考えややり方を受け入れる
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
継続教育には戦略的マネジメントも必要
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
対立を乗り越える
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
既成概念にとらわれない
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師の効果的な教育とは
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師との信頼関係をつくるには
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
基本的な信頼関係はすべての指導の基盤となる
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
具体的な承認の行動が確かなサポートとなる
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
「ビジョンに基づく具体的行動に理解と協力を得る
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
受け入れ側の看護師の心にビジョンを響かせ浸透させる
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
サポートの方法は受け入れ側の看護師全員で決める
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中堅看護師の影響力を組織文化作りに活かす
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
看護管理者や教育担当者がどう行動すべきか自らの態度で示す
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師は挫折感を経験する
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
不安や焦りを持つ中途採用看護師を支える
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
環境変化による実践力の低下を考慮し対応すること
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
期待を押し付けることのデメリットを知らせること
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
否定ではない客観的評価の大切さを分かち合うこと
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
ネガティブな態度のメンバーこそキーパーソンになること
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
どうサポートするかを共に考えること
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
自ら判断し行動する人材を育て
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師の豊かな個性を引き出す
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
指導のポイントは欠点ではなく全体的バランスとすること
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
中途採用看護師のやる気を引き出す関わり方をすること
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
看護管理者の行動でスポンサーシップを定着させること
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
受け入れ側の看護師のやる気を引き出す関わり方をすること
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について
望ましい具体的な行動を強化する場を意図して設定すること
看護師が知っておきたい中途採用の看護師の指導について