看護記録の書き方のキホン

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患者さんが緊張しているときの対応

倒れても安全な環境

 

極度に緊張すると、「血管迷走神経反射」により、
血圧が低下したり、徐脈になったり、失神や意識消失などを起こしやすくなるので
とても危険です。
万が一、患者さんが倒れてしまった時にはすぐに人を呼びましょう。

 

以前に、緊張によって倒れた経験があるか?
いつもベッドに横になって採血しているかなどを事前に聞き取り、
倒れたり、いつもベッドに横になって採血している時には、
ベッドに横になってもらって処置を行ったほうが安全です。

 

意識消失などで倒れる時には、だいたい後に倒れます。
患者さんが緊張していることを感じたら、
背もたれのある椅子に座ってもらうようにするのも良い方法です。

 

声かけを行う

 

患者さんをリラックスさせる声かけをしましょう。

 

緊張が続いていると、筋肉が締まり注射針の刺入が難しくなります。
患者さんの気分をほぐし、リラックスさせるために、
何気ない会話を心がけ、落ち着くのを待つようにします。

 

患者さんに「ため息」をついてもらうのも効果的です。
「はぁ〜」と息を吐くと、身体の力が程よく抜けます。

自己抜去してしまう患者さんへの対応

輸液の回数を減らす

 

認知症やせん妄を起こしやすい患者さん、体動の多い子供の場合などは、
ルートを自己抜去してしまうことがあるので注意が必要です。

 

不必要な輸液は避けることが基本です。

 

自己抜去のリスクの高い患者さんに輸液の必要がある場合は、
昼間の手の多い時間に輸液を行い、人手が少なくなる夜間は
内服や注射に変えるなどの工夫をします。

 

自己抜去の原因を解消

 

自己抜去してしまう患者さんにたいしては、まず、自己抜去の原因を探ります。
ルートが動きを邪魔していたり、刺入部位が痒かったりすると
自己抜去してしまう可能性が高くなります。
ですから、まず、よく刺入部を観察します。

 

刺入部に問題がない場合は、患者さんの視界にルートが入らないように包帯を巻いたり、
着衣の襟元から袖の中を通すなど工夫します。

 

もし抜去してしまったら

 

患者さんが、輸液のルートを自己抜去してしまったら、
まずは出血を確認し、出血が見られるときには止血します。
さらに薬液の漏出は、周辺組織の障害の原因になることがあるので、
注意深く観察します。

 

既に投与できている量、漏れた量や状況などを確認して報告し、
必要な処置を施します。
特に抗がん剤の血管外漏出は、重篤な皮膚障害が発声することがあります。
早急に適切な処置を行うようにしましょう。

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