看護記録の書き方のキホン

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点滴の穿刺部の痛みがひどい!と訴えられたときの答え方

「一番いたいところはどこですか?指して貰えますか」、
「私は○○だと思いますが、他の看護師にも一緒に見てもらいますね。」
と言うように声をかけます。

 

「針をさしているのだから痛いのは当然です」、
「なぜいたいのでしょうね。私には分かりません。」
というように、理由も聞かずに立ち去るようなことがあってはなりません。

点滴の穿刺部が痛むのはなぜか?

穿刺部に痛みがある原因としては、薬剤の血管外漏出が考えられます。

 

また、針の固定が甘く、体動などが原因で、留置した針先が動き、
血管壁が損傷されたということも考えられます。

 

さらに、痛みがあるのは必ず穿刺部であるとは限りません。
患者さんに痛むところを指差ししてもらって確認します。

 

固定のテープによって皮膚が引っ張られていたり、
ループさせて固定したチューブが腕を圧迫し
痛みが生じていることもあります。

 

固定の仕方が適切でなかったために起きる痛みもあるため、
よく観察し、患者さんの訴えをよく聴くことが大切です。

「点滴の穿刺部の痛みがひどい!」と訴える患者さんへの対応

点滴の穿刺部の痛みがひどいと患者さんの訴えがあったときは、
具体的に腕のどの部分が、いつから、どのように痛むのかを
患者さんに聞きます。

 

・固定方法に問題がある場合

 

固定方法に問題があって痛みが生じている場合は、
固定テープやフィルムドレッシング材を一旦はがし、
再度固定しなおします。

 

固定テープは、テープの中央から両端に向かって貼るようにすると、
皮膚が強く引っ張られるような痛みが起こりにくくなります。

 

また、チューブが腕を圧迫することがないように気をつけましょう。

 

そして、点滴をしてからしばらく経ったら、
痛みはないか声をかけて確認しましょう。

 

患者さんが点滴の穿刺部の痛みを訴えている場合は、
患者さんが納得するまで痛みの原因を追究することが必要です。

 

判断で迷う場合は、曖昧にせず、他の看護師にも意見を求めましょう。

 

看護のプロであることを自覚し、
「私には分からない。」や、「針が刺さっているのだから当然!」
と言うような態度を見せず、
患者さんからの信頼を得られるような対応をしましょう。

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