看護記録の書き方のキホン

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異変が起きた場合の対応

輸液をしている際、患者さんに異変が起きた時の対応は、どのようにすればよいのでしょうか。

 

ルートの状態をチェック

 

点滴の落ち方が急に早くなったり、止まったりなど、
滴下数の変化が起きる事があります。
手の角度や高さ、肘の曲げ伸ばしなど、患者さんの体位によっても滴下の速度は変わります。

 

あらかじめ、患者さんが気がついた場合は、報告してもらうように説明しておきます。

 

睡眠時などは、ルートが患者さんの身体の下に入って、
圧迫や屈曲などで止まってしまうこともあります。
看護師が、巡視しながら滴下をチェックすることが必要です。

刺入部の不具合を確認

 

刺入部のテンションの場合により、薬液が少しもれていたりすることもあります。
固定の向きを変えたり、ルートに余裕を持たせて固定するなど、
固定をしなおすようにします。

採血後に患者さんが疼痛を訴えた場合

痛みの鑑別

 

採血後に患者さんが疼痛を訴えた時は、、
刺入部から皮下出血している、
刺入部から局所感染している、
神経を損傷した・・・などが考えられます。

 

まずは、痛みの鑑別をしっかりと行います。

 

皮下出血や、細菌性静脈炎の場合は、
発赤や圧痛などで鑑別できるので、必要な処置を行います。

 

神経損傷については、解剖生理学を理解して深く刺さない限り神経には触らないはずです。

 

ですが、針を刺入した後に、
患者さんに「指先にピリッとしびれるような痛みがあったら教えてください。」
と伝えます。
そして、指先まで響く、しびれる、灼熱感があるなどの訴えがあった場合は、
知覚神経を刺激している可能性が高いので、
速やかに針を抜き、医師に相談して診察してもらうようにします。

皮下出血してしまった場合の対処法

採血をしていて、皮下出血してしまったときには、
速やかに針を抜いて十分に圧迫止血し、別の部位で処置をします。

 

皮下出血が処置終了後に起きた場合は、原則として患部を温め、
吸収を促します。
皮下出血は、1〜2週間ほどで吸収され消えていくので心配はいらないということを
患者さんつたえます。
ですが、患者さんの中には、不安が大きかったり、疼痛や腫れを強く訴える人もいます。
そのような場合は、医師の診察を受けるように勧め、
帰宅後も異常が感じられるようであれば病院へ連絡するように伝えます。

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