看護記録の書き方のキホン

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痛みの出現に合わせた対策

痛みが出現するタイミングがわかっている場合は、
それに合わせて鎮痛薬を使用するのが基本です。
例えば、身体を動かす時に痛みが強く出るという場合は、
行動する30分ほど前にレスキュードーズを使用し、
痛みを和らげるように対策します。

 

腰痛に関しては、コルセットを使用したり、
起き上がるときの痛みには、ベッドを徐々にギャッチアップして
身体を慣らしながら起き上がるようにするなど工夫する事もできます。

レスキュードーズを適切に活用

どのようなときに痛みが出るのか、
その原因がわからない突然の痛みに対しては、レスキュードーズで対応します。

 

レスキュードーズとは、基本の処方では抑えられない突発的に起きる痛みに対して、
追加的に投与する鎮痛薬のことをいいます。
がんの痛みは、持続的に続いている痛みもありますが、
突然激しい痛みに襲われる事もあります。

 

薬剤を使用してから30分〜1時間後に効果を評価し、
もし痛みがわずかしか軽減していない場合は、もう一度服用してもらい
さらに30分〜1時間後に効果を再評価します。

 

患者さんには、使用間隔や回数などをしっかり説明し、
十分に理解できているかどうかを確認します。

 

もし、レスキュードーズを使用する回数が頻回になった場合や、
痛みが解消されない場合、或いは新たな痛みが出現した場合などは、
処方されている鎮痛薬の量が適切でなくなった可能性があります。
このような場合は、医師に相談します。

不安に対しての情報提供

痛みへの不安を抱いている人のほうが、より強く痛みを感じるというデータが報告されています。

 

痛みの感じ方は人それぞれですが、痛みへの不安を取り除くことによって
痛みが緩和できる場合もあります。
つまり、痛みへの不安を取り除くことは、大切な緩和ケアの一つであるといえます。

 

術後は合併症予防のために早期離床を促されます。
身体を動かすことによって生じる痛みに不安を感じている患者さんには、
手術前から術後は鎮痛薬を使って痛みを取り除くことを説明し、
安楽な身体の起こし方などを練習してもらうことによって、不安を解消できるようにします。

 

また、がんの患者さんは、例えば神経痛でもともと感じていた膝の痛みなど、
がんやがん治療に関連した痛みとは全く関係のない痛みについても、
がんによる痛みではないかと不安に思う人もいます。
ですから、患者さんの既往歴などを聞いて、その痛みとがんとは関係がないことを明確にすると、
患者さんが余計な不安を感じずに済むようになります。

心地よさで筋肉の緊張を緩和

患者さんが心地よいと感じることをケアに取り入れることによって、
効果的に症状を緩和することができます。

 

痛みがあるときは、筋肉が緊張し血行が悪くなります。
血行が悪くなると、発痛物質も蓄積されます。
リラックスしてもらい、筋肉の緊張をほぐすことによって、痛みの軽減につながります。
マッサージやタッチング、足浴など、
患者さんが「心地よさ」を感じることをケアの中に取り入れます。

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